留学する場所も学校も決まったら、それでもう留学できるわけではありません。
次にすることは、留学ビザ(F-1)の申請です。長期のアメリカ留学を計画しているのなら、必ず申請をしておかなくてはいけないものです。
ここでは、どのようにしてこのビザを申請するのか、その流れを説明していきます。
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留学ビザ(F-1)とは?
学位の取得や英語学習を目的としてフルタイム、あるいは週18時間以上のコースに参加する場合は、このビザの取得が必要です。
希望する大学から合格判定がもらえると、入学許可証(I-20)が発行されます。このI-20とF1ビザが揃うことで、学生ビザでのアメリカ入国が可能になります。ちなみに、I-20は途中帰国時にも必要(Administrationからのサインが必要)ですので無くさないように、パスポートなどに挟むなどして大切に保管してください。
ビザの有効期限は、1年~5年が多いようです。参加するコースの期間や銀行残高証明書の金額などによって審査され、決定されます。
なお、このビザは就学を目的としています。校内での週20時間以下の労働以外の就労は認められていませんので、くれぐれも注意してください。1年間のインターンは認められることがありますが、就労目的の場合は、ビザの種類が異なります(E、L-1、H-1Bなど)。
留学ビザ(F-1)申請に必要なもの
以下の書類や必要なものを揃えます。
- I-20:語学学校あるいは大学から発行してもらう入学許可証
- パスポート:原本を提出、過去10年以内に発行されているものがあればそれも提出
- 面接予約確認書:予約手続きの際に印刷しておく
- ビザ用の本人の写真1枚:6ヶ月以内に撮影した背景白で、5cm × 5cmの証明写真
- DS-160 ビザ申請書:アメリカ大使館のサイトで作成、印刷
- ビザ申請料:DS-160 ビザ申請書作成後に面接予約の前に支払う
- 英文銀行残高証明書:入学申請に使用したものと同じ
- SEVIS費用:ビザ申請手続きよりも前に支払う
※DS-160に関しては、書類を作成する前に『在日米国大使館・領事館 DS-160オンライン申請書の作成』をよく読んで、動画を観ることを強くおススメします。
※『在日米国大使館・領事館 非移民ビザ申請方法』を読んでおくこともおススメします。
留学ビザ(F-1)申請の具体的な流れ
留学ビザ(F-1)の申請の流れは、次のとおりです。
1.I-20を大学から入手する
語学学校あるいは大学より、I-20を発行してもらいます。
2.在日米国大使館のサイトでビザ申請手続きをする
ビザ申請書類DS-160を作成する前に、SEVIS費用200ドルの支払い手続きをしてください。その後、DS-160作成し、ビザ申請料金160ドルを支払います。面接の予約はビザ申請料金を支払った後に行います。
3.必要書類を揃える
パスポートの有効期限に気を付けてください。I-20に記載されている期間プラス6ヶ月は必要です。過去10年間に発行されたパスポートもあれば、そちらも必要となりますので用意してください。
銀行残高証明書は、英文のものを銀行に依頼して発行してもらいます。
証明写真ですが、ビザ申請には「白」と指定されていますので注意が必要です。